Model Update2026-09-16NVIDIA AI Blog

SalesforceのKoa、NVIDIA Nemotron 3 Superで稼働

セールスフォースのDreamforceカンファレンスで、NVIDIAの創業者兼CEOであるジェンスン・フアン氏が、セールスフォースCEOのマーク・ベニオフ氏とともにステージに登場し、セールスフォース初のCRM推論モデル「Koa」を紹介しました。KoaはNVIDIA Nemotron 3 Super上に構築されており、セールスフォースの顧客プラットフォームとNVIDIAの最先端モデルスタックを結びつけます。フアン氏はこの瞬間を「今や私たちはすべてを知り、何でもできる」という大胆な言葉で表現しました。野心的な主張ではありますが、両社が売り込もうとしている変化をよく表しています。 重要なキーワードは「推論」です。これまでの企業AIは、情報を検索したり、記録を要約したり、あらかじめ作られたワークフローに従ったりすることがよくありました。Koaは、顧客データについて推論し、営業、サービス、マーケティングなどのシステムからのシグナルをつなぎ合わせ、単に事実を表面化するのではなく意思決定を支援するモデルとして位置づけられています。これにより、チームのCRMソフトウェアの使い方が変わる可能性があります。ダッシュボードを探し回る代わりに、営業やサービスの担当者がアカウントプランやリスク評価、次に取るべき最適なアクションを尋ねると、企業データに基づいた回答が得られるのです。 この提携はまた、最先端モデルスタックが主流のビジネスアプリケーションに組み込まれつつあることを示しています。セールスフォースはNVIDIAの先進的なモデル技術にアクセスし、NVIDIAは企業ソフトウェアにおける注目度の高い導入事例をまた一つ得ることになります。顧客にとっての約束は、文脈を理解し、ビジネスルールに従い、複雑なタスクを支援する、より有能なAIエージェントです。 Koaは単なる製品発表ではありません。CRMベンダーが顧客情報に基づいて行動するエージェント型システムへと向かっていることのシグナルです。このアプローチがうまくいけば、次世代の企業ソフトウェアは、フォーム付きのデータベースというよりも、ビジネス全体で推論し、提案し、実行するAIアシスタントのチームのように感じられるかもしれません。Dreamforceでの発表は、セールスフォースとNVIDIAをその移行の中心に置くものです。

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