AI Art2026-08-30
TechCrunch AI
ソニー・ミュージックとワーナーがAnthropicを提訴、AI学習データの著作権侵害を主張
ソニー・ミュージックとワーナー・チャペルは、AI企業Anthropicに対し、「ずうずうしいキャンペーン」と表現される知的財産権の侵害で訴訟を提起しました。両音楽出版社は、Anthropicが許可を得たりライセンス料を支払ったりすることなく、数万曲の著作権で保護された楽曲をAIモデルのトレーニングに使用したと主張しています。
この訴訟は、米カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提起され、1作品あたり最大15万ドルの損害賠償を求めています。この訴訟が認められた場合、罰則は数十億ドルに上る可能性があり、これまでにAI企業に対して起こされた法的措置の中で最大級のものとなります。
核心的な論点は、著作権で保護された素材をAIモデルのトレーニングに使用することが、フェアユース(公正利用)に該当するのか、それとも侵害に当たるのかという点です。Anthropicはまだ正式な回答を発表していませんが、検索エンジンがウェブコンテンツをインデックスするのと同様に、自社の利用はフェアユースの例外に該当すると主張するものと見込まれます。
この訴訟は、コンテンツ制作者からAI企業への訴訟の波が広がる中で起きました。音楽出版社、作家、視覚芸術家は、トレーニングデータセットにおける自作品の使用に対する対価を求める声を強めています。この訴訟の結果は、AI業界全体に大きな前例を築き、企業が将来、データライセンスと著作権コンプライアンスにどのように取り組むかを形作る可能性があります。