AI Infrastructure2026-11-05
The Verge
Qualcomm、スマホ依存からの脱却へ AIデータセンターに本腰
Qualcommが、スマートフォン販売の落ち込みを受けてAIデータセンターへ軸足を移そうとしています。2025年と比べて携帯端末向けの売上高が約20%減少するなか、同社は2026年第4四半期の決算説明会で、Amazonなどの企業との提携を含むデータセンター市場への進出構想を打ち出しました。
これは、Qualcommが長年有力プレイヤーとしてきたモバイル向けチップの枠を超える戦略的な転換を意味します。AI向けの計算需要は急増しており、データセンターは半導体各社にとって主戦場になりつつあります。同社の幹部は、この事業に本格的に参入する意向を示したうえで、ロードマップの詳細は後日明らかにすると述べました。
この動きにより、Qualcommはクラウド事業者と深い関係を築いてきた既存のデータセンター向け半導体サプライヤーと競合することになります。追い上げは容易ではありません。専門特化したハードウェアやソフトウェアのエコシステム、そして長い検証期間が求められる市場だからです。それでも、AIインフラの中で一定の役割を確保できれば、見返りは大きいと考えられます。
投資家にとっては、Qualcommがスマートフォン事業の弱さをどう補おうとしているのかをうかがえる場となりました。業界から見れば、AIブームがモバイル技術で知られる企業をも変えつつあることを示す出来事です。今後数四半期で、データセンターへの賭けが「第2の柱」として実を結ぶのかどうかが見えてきそうです。