Open Source2026-10-16
NVIDIA AI Blog
NVIDIA、120Bのオープンモデル「Nemotron 3.5 Super VL」
NVIDIAは、常時稼働する専用エージェント向けに設計したオープンな1200億パラメータモデル「Nemotron 3.5 Super VL」を公開し、Nemotronファミリーを拡充しました。同社によれば、このモデルは同クラスで最も速いタスク完了と最も高い精度を実現するといいます。狙いは、人の介入を常に必要とせず継続的に動作する自律システムを求める開発者です。オープンモデルであることで、チームはデプロイやファインチューニング、統合をより細かくコントロールできるようになります。
Super VLとあわせて、NVIDIAはエッジ向けの選択肢も投入しました。そのひとつが「Nemotron 3.5 Bolt 74B-A9B 24GB」で、ギガバイトあたりの知能と速度のバランスを取ったモデルだと説明されています。メモリや電力が限られるデバイスでは重要なポイントです。さらに別のエッジモデルも公開され、Nemotronのラインはデータセンターの外へと広がりました。大規模なクラウドクラスタから、デスクトップやワークステーション、ローカルデバイスへとAI開発の場が移りつつあることを示しています。
この戦略が重要なのは、常時稼働のエージェントはさまざまな環境で安定して動く必要があるからです。データセンター向けモデルは最大限の能力を発揮できますが、エッジモデルはデータをローカルで処理することで遅延を減らし、プライバシーを高め、コストを抑えられます。アシスタントやロボティクス、監視ツール、企業の自動化などを手がける開発者にとって、異なる規模のオープンモデルが揃っていると、タスクに合ったモデルを選びやすくなります。
Nemotronをデータセンターからデスクトップへと広げることで、NVIDIAはハードウェアとオープンモデルソフトウェアの両方を供給する立場を狙っています。このリリースは、効率やライセンス、デプロイの柔軟性がますます重視されるオープンウェイトAI市場に、さらなる圧力をかけるものでもあります。Super VLと新しいエッジモデルが公表どおりの性能を発揮すれば、次世代の自律エージェントを構築するチームにとって現実的な選択肢になるかもしれません。